AIMSのパッケージをダウンロードして解凍すると、protoというフォルダがあります。この中身が最低限のパッケージファイルです。
- common.lua
ゲームの制作に必要と思われる関数一式を記述するファイル。
DNA-Sで制作に使っている関数などが記述されています。 - AIMS.lua
AIMSの起動に必要な設定が一式記述されたファイル。
書き換えする必要はほとんどありません。 - boot.lua
AIMSが起動して一番最初に読み込むスクリプトファイル。
AIMSは起動するとまずboot.luaをオープンします。
そしてLuaの流儀に従い、functionの外で宣言された変数をグローバル変数として組み込みます。
サンプルでははじめに”prequire(“common.lua”);”と記述されていますが、これでcommon.luaの中に記述された関数などが組み込まれます。
次に素材の各種リソースハンドルを保存するための「G」「S」「A」というテーブルをグローバル変数として宣言しています。
※別にリソースハンドルはどんな名前の変数に保存してもいいんですが、テーブルの中に入れておくと解放が楽だったり、他の変数との衝突が避けられるという理由から、D.N.A. Softwaresとしては上記のテーブルの中に保持することを推奨しています。
それらの動作が終了したら、まず「OnLoad」という関数を実行します。
この「OnLoad」という関数を実行するとbootシーンという最初のシーンを起動します。
(※シーンに付いては後述)
スクリプト内部で「quit」という終了関数が呼ばれるか、Windowsの閉じるボタンが押されると現在実行中のすべてのシーンを強制終了し「OnVanish」という関数を実行しプログラムを終了します。
7月 27th, 2010 |